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2026/07/12 10:35

「コーヒーと醤油を合わせた焼き菓子です」

そうお伝えすると、多くの方が少し驚きます。

コーヒーと醤油。

普段はまったく違う場所にあるように見える、この2つの素材。ひとつは飲み物として親しまれるコーヒー、もうひとつは日本の食卓に欠かせない調味料である醤油です。

では、なぜ浜松の焼き菓子専門店「Pirate(ピラット)」は、この2つを組み合わせようと思ったのか。

その理由は、私たちが大切にしている「味の発見」にあります。

■ コーヒーが好きなパティシエだからこそ生まれた発想

Pirateの店主は、コーヒーをこよなく愛するパティシエです。

店内ではコーヒー豆を焙煎し、焼き菓子に使用するコーヒーも、挽きたての豆を生地に加えています。

コーヒーの魅力は、ただ「苦い」だけではありません。

豆の産地や品種、焙煎度によって、ナッツのような香ばしさ、チョコレートのようなコク、果実を思わせる酸味など、さまざまな表情があります。

そんなコーヒーの香りや奥深さを、飲み物ではなく「焼き菓子」として表現できないか。

そこから、コーヒーを使ったお菓子づくりが始まりました。

■ コーヒーの香りに負けない素材を探して

コーヒーを焼き菓子に使うと、ひとつの難しさがあります。

それは、焼成することでコーヒーの個性が埋もれてしまうことです。

バター、砂糖、小麦粉など、焼き菓子にはそれぞれ存在感のある素材が使われています。その中でコーヒーの香りとコクをしっかり感じてもらうには、ただコーヒーを加えるだけでは足りませんでした。

そこで考えたのが「醤油」です。

醤油には塩味だけでなく、発酵によって生まれる豊かな旨味と香りがあります。

コーヒーの持つ香ばしさやほろ苦さと、醤油の持つ旨味やコク。

一見すると意外な組み合わせですが、実際に合わせてみると、お互いの個性を引き立て合う相性の良さがありました。

醤油が前面に出るのではなく、コーヒーの香りを支え、焼き菓子全体の味に奥行きをつくる。

それが、Pirateの「コーヒー醤油」です。

■ 浜松の老舗醤油蔵「加藤醤油」さんの再仕込み醤油

コーヒー醤油の焼き菓子に使用しているのは、浜松の老舗醤油蔵「加藤醤油」さんの再仕込み醤油です。

再仕込み醤油は、一般的な醤油よりも濃厚な旨味と深いコクを持つのが特徴です。

コーヒーの力強い香りに負けず、それでいて焼き菓子の味を邪魔しない。

コーヒー、バター、砂糖、そして醤油。

それぞれの素材が重なり合うことで、甘いだけではない、香ばしく奥行きのある味わいが生まれます。

■ 「意外」だけで終わらせない焼き菓子を

「コーヒー×醤油」という組み合わせは、確かに珍しいかもしれません。

しかし、私たちが目指しているのは、珍しさだけで注目を集めることではありません。

最初は「コーヒーと醤油?」と驚き、ひとくち食べた後に「なるほど、これは合う」と感じてもらう。

その瞬間こそが、Pirateが届けたい「味の発見」です。

知っている素材同士でも、組み合わせ方を変えることで、まだ知らない味に出会うことができる。

焼き菓子には、そんな可能性があると考えています。

■ ひとくちで、知らない世界へ。

Pirateは、浜松の焼き菓子専門店です。

マドレーヌやサブレなどの焼き菓子を通して、「こんな組み合わせがあるんだ」「この味、初めてかも」という小さな発見を届けたい。

コーヒー醤油は、そんなPirateの考え方を象徴する味です。

自分へのご褒美にはもちろん、浜松のお土産や、少し珍しい焼き菓子ギフト、コーヒー好きな方へのプレゼントにも。

「普通の焼き菓子とは少し違うものを贈りたい」

そんなときに、コーヒーと醤油から生まれた新しい味を選んでいただけたら嬉しいです。

コーヒーと醤油。

意外に見える2つの素材から生まれた、Pirateの「コーヒー醤油」。

ぜひ、ひとくちから始まる「味の発見」をお楽しみください。

ひとくちで、知らない世界へ。

Sweets of discovery.
Pirate